2016年6月30日木曜日

感想・書評「贅沢の条件:山田登世子」ネタバレ注意・現代はある意味で贅沢の基準を失ってしまった時代に突入したのです(レビュー)。 #読書

『贅沢の条件』(山田登世子):日本人で贅沢をしたければ絶対読むべき

日本人の貧困が叫ばれるようになり、あわせて「贅沢ってなんだろう」と考える機会が増えた気がします。
この「贅沢」とはいったい何なのだろうかを突き詰めていったのが『贅沢の条件』です。
昔はお金を派手に使って何かを購入したり体験することが贅沢とされていましたが、このような贅沢はバブル以降で確実に衰退したことは明らかです。
しかし、お金を使うことが贅沢とされていた時代、贅沢の基準はお金を使えば使うほど贅沢という分かりやすい基準でした。
現代はある意味で贅沢の基準を失ってしまった時代に突入したのです。
『贅沢の条件』では、現代人の贅沢を時間とお金から離れる時間を持って退屈な時を楽しむことと定義しています。
時は金なりという言葉が示すとおり、現代人は時間をお金に換算することで生きている人がほとんどです。
ですが、必要以上のお金が幸せをもたらさないことを私たちは知っています。
時間・仕事・お金・情報といったものから離れることが、現代人の贅沢なのだと本書は説いています。
「贅沢とは何か」「より良い人生を歩みたい」と思う人は必読の1冊です。

ありがとう寄稿。

決戦前夜には仁科訓練士の過去について書かれているのです。苦労を重ねるのですが逆にそこから考え方にも変わってしまうのはかなり悲しいものです。
いぬばか5巻第50話「決戦前夜」(桜木雪弥)感想&あらすじ・仁科訓練士の過去について書かれているのです…ネタバレ注意。 #マンガ - みんなのブログ。

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